当時29歳だった私は、学校で働いていました。
勿論教員には男性も多数いたのですが、どうも話をする機会なども無く、さらに私自身が非常勤と言う立場だったので、それ程遅くまで職場に残って居る必要もありませんでした。
その為、同じ部屋の人とは接する事もありランチに行ったりする事もあったのですが、仲良くしているのは全て女性と言う状態でした。
25,6歳位になるとどうやら私の周りでは結婚する人が増えてくるようで、その情報をいち早くキャッチしていたのが私の母だったのかもしれません。
今度どこに住む誰が結婚するとか、この前結婚したなんて言う話を何度も聞きました。
そしてその話の最後に言われるのが、「あんたは結婚する予定はないのか」と言う事でした。
当時お付き合いしていた人もいなかった私は、周りの友達の結婚式に呼ばれるだけで、自分自身の結婚の予定は全くありませんでした。
ご祝儀だけを出している状態で、次第にドレスのレンタルなどにも詳しくなって行く様な、そんな状態だったのを覚えています。
そんな私の姿を見て焦ったのでしょうか、母が私の名前で結婚相談所に登録していました。
とりあえず結婚に向けての努力をしてもらいたい、「まだなの?」と周りの人に聞かれ続けたくないというのが母を動かした原動力だったのでしょう。
とはいっても、私自身結婚相談所を利用するという事が頭に全くなかったので、最初にその事を聞いた時には凄くびっくりしました。
そして既婚者である友達にも相談してみたところ、それもまた縁だから利用してみてはどうかという事を言われました。
確かに縁と言うのは待っていても勝手にこちらに来るという訳ではないので、結婚相談所を利用するのはメリットがあると私も思いました。
私が登録していたところは、名古屋の人等が多く登録している結婚相談所でした。
登録者数はそれ程沢山いるという訳ではなかったと思うのですが、どの人も確かに結婚を前提として物事を考えているという感じがして、本気で運命の相手探しをしているのだろうな、なんて思ったのも覚えています。
多分サクラとかもいないだろう、私はそう信じて相談所で何人か紹介してもらいました。
私の場合は住んでいたところが名古屋だったので、出来れば自分の住むところに近い人の方が良い、あとは自分とは同じ職業以外の人が良い、年齢は同い年殻10歳年上と言う感じで希望を出したのを覚えています。
相談所の人の話によると、もっと細かく条件を出してくる人も大勢いるのだという事でしたが、とりあえず私は自分が外せないと思った条件だけを伝えました。
そして今結婚している夫と出会う事が出来ました。
夫は実家が名古屋にあり、研究職なので私とは全く仕事が違います。
年齢は同い年なので、条件にもぴったりでした。
そして私は今、夫と子供に囲まれてなかなか幸せな生活を送っています。
私の場合は、結婚相談所に登録したのは自分の親だったのでしぶしぶというのが最初はありました。
ただこうして本当に運命の人だと思える人と出会う事が出来たので、登録したのは本当に良かったと思っています。
あの相談所を利用したお陰で今の私がいて、今の生活を送る事が出来ているからです。
勿論、異性との出会いと言うのは色々な場面にありますが、やはりなかなか出会う事が出来ないという事もあるのではないでしょうか。
職場に異性がいたとしても、私みたいに全く出会いがないという事もあります。
その点から考えると、このように紹介してもらう事が出来るというのは凄く良い事だと私は思っています。
勿論その人との出会い方とか、後は相手と自分がどれだけ早い段階で結婚をしたいと思っているか等によっても違うとは思いますが、私の場合はその後何度も夫とデートをしてからの結婚だったので、半分は恋愛結婚みたいな感じだね、なんて夫には言っています。
あくまでも相談所はきっかけで、出会いの場の一つだった、という感じです。
だからもし今結婚したいけれど相手が見つからないとか、なかなか出会いがない、周りから結婚しないかと言われているという人がいたら、一度結婚相談所を利用する事をお勧めします。
ただ名古屋などでも相談所の数はとても多いそうで、私の母の場合は周りの人に良い所はないかという事を聞いてから登録したと言っていました。
やはり、登録する所によっても出会う事が出来る人は変わって来るので、どこを利用するかというのはとても重要なポイントとなるでしょう。
また私の夫にも聞いてみましたが、夫の場合はぱっと目に入ってきたところに登録したという事でした。
第一印象とか、インスピレーションとかを信じての決定だったなんて夫は言っています。
個人的にはどういう方法で相談所を選んでも良いと思いますが、出来ればこうして出会えてよかったと思える相手に出会う事が出来る所を利用出来たら最高ではないかな、なんて思っています。
だから、その点から行くと私の場合は本当にラッキーでした。