たこ焼きパーティー

20代後半になってから、女友達の結婚ラッシュがあり、結婚を意識するようになりました。

私は、30代半ばまでに結婚できたらいいと考えていたので、ほかの友達のように高い費用を払って結婚相談所に入会するほどの覚悟はできませんでした。

恋愛の延長で結婚したいと考えていたので、学生時代の部活のような自然体で出会える方法を望んでいました。

ネットで調べると、趣味を活かした婚活イベントが大阪でたくさん開催されていることを知りました。

スポーツ系の婚活イベントは、かっこいい人と出会える確率が高いと書かれていましたが、私が運動音痴なので、文化系のイベントで探すことにしました。

その中でも気になったのが、大阪の地域性が出ているたこ焼き婚活パーティーでした。

内容を読んでみると、料理専門学校の一室を借りて、そこで男女数人がグループになってたこ焼きを一緒に作って、交流を深める料理婚活でした。

私は、実家暮らしで料理は母に任せきりなので、あまり得意ではないけれど、たこ焼きぐらいなら参加できそうと思い、参加することにしました。

たこ焼きパーティーは、参加費が材料費を含めて3000円ぐらいでした。

男性は、女性よりも少し割高で3500円でした。

パーティーは、土曜の午後3時から始まりました。

最初に参加者が全員一人ずつ自己紹介をしてから、スタッフの人がグループ分けをしました。

参加者は、男女合わせて20人ぐらいで、女性の方がやや多かったです。

グループは、男女2、3人ずつの4、5人編成でした。私は、キャベツの千切りをすることになりました。

キャベツの千切りはあまり得意ではなかったので、なかなか作業が進まず焦りました。

見かねたグループの男性が、キャベツの千切りをかわってくれました。

その男性は、学生時代に居酒屋の調理場でバイトをしていた経験があり、キャベツの千切りも手早くとてもきれいに切っていたので尊敬しました。

私は、千切りをかわってもらったかわりにたこ焼きをひっくり返す作業を担当しました。

幸い、子どもの頃から家でたこ焼きを作る機会が多く、たこ焼きを竹串できれいにひっくり返すのは得意だったのでなんとか名誉挽回しました。

もう一人の一緒になったグループの女性も私と同じように料理を普段しないらしく、洗い物などの後片付けを担当していました。

私のグループは調理バイト経験者の男性がリーダーになって、その人の指示でみんな動いていました。

私は、リーダーシップがとれて、料理ができる男性が好みだったので、その人にとても惹かれました。

たこ焼きづくりが一段落すると、別の部屋でそれぞれのグループのたこ焼きを並べて試食会になりました。

飲み物は、スタッフの人が用意してくれており、オレンジジュースやウーロン茶などのソフトドリンクのほかビールもありました。

また、ソフトドリンク以外にもクッキーなどのお菓子も用意してくれていました。

たこ焼きづくりをしていたときは、緊張していてあまりグループの人たちとしゃべれなかったけど、食事が始まると緊張もビールのおかげかほぐれて、会話が弾むようになりました。

私は、千切りキャベツを助けてくれた男性の隣に座り、いろいろ彼と話しました。

その彼は、もともとは関東出身で今年の春に人事異動で大阪に転勤してきたそうです。

大阪にきたときは、定食屋さんでお好み焼定食を注文したら、ライスがついてきたのがカルチャーショックだったそうです。

今回この料理合コンに参加したのは、大阪の友達を増やしたいのが目的だったそうです。

もともと料理が趣味だそうで、料理合コンには何度か参加しているそうです。

試食会は、1時間半ぐらいで終了になりましたが、解散するときに彼とはラインのIDを交換して、また後日飲みに行く約束をしました。